最優秀応援団賞を取った徳島県富岡西高校について思う事
東邦高校が平成最初と最後の高校野球春の選抜大会の優勝を飾りました。
見事でしたね。
圧勝でした。
投手で3番を打つ石川君が投打に活躍し、習志野高校は完全に抑えられました。
アルプススタンドで閉会式観ながら余韻を愉しんでました。
いつから始まったのか、応援団の優秀賞。
応援の素晴らしかった高校に送られるらしいですが、今回の最優秀賞は徳島県の冨岡西高校でした。
21世紀枠で選ばれた高校ですね。
高校はあの阿南市ですよ。
青色発光ダイオードを作り出した日亜化学工業がある街です。
中村さんと言う研究者がいましたよね。
とにかく、阿南市と言えばこれです。
その街の進学校として、そしてスポーツにも力を発揮して。
歴史もあるから街には沢山のOBや関係者が居るんでしょうね。
そんなに大きな町でなく、人口も7万人程。
だからこそ、町全体が大いに盛り上がって今回の様な最優秀応援賞を貰えたんでしょうね。
目に浮かぶようですよ。
選抜の候補に選ばれた時
そして選抜出場が決まった時
試合の前日
当日の街の風景
7万人が球場にテレビにラジオにそしてネットに釘付けになった状況を。
これって大きな町では考えられないですよね。
何十万人の人口になると、隣の駅の学校と言うだけでも故郷の自分たちのと言う感覚が薄れますから。
過去を紐解いても千葉県の銚子商業、富山県の新湊高校がありましたよね。
銚商、新湊旋風の言葉も生まれました。
良いですよね、街が一体になる感じが。
これぞ高校野球です。
昨今は野球留学で地域性が薄れてきてます。
勝負としての野球も良いけど、地域のおらが町の学校。
これが無くなっては高校野球の醍醐味は無くなってしまいます。
彦根東高校のアルプススタンドを赤一色に染めたのも凄かったです。
街が盛り上がれること、一つになれること。
AIだと言われるこれからの時代、必要なことはこう言うことだと思います。
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