千葉県君津市に行ったら志保沢商店のソウルフードの焼きそばを食べてみて 久留里線平山駅
80年もの歴史を続けてきた焼きそば屋さん。
駅前だけど、昼間は4時間以上も汽車が来ない駅。
久留里線平山駅が最寄り駅であり、駅の目の前にある焼きそばの志保沢。
1日の乗降客も数十人のよう(ウィキペディアより)。
昔はね、学生さんはみんなうちの焼きそばを食べて帰っていったの。
次の汽車までの時間を焼きそば食べてね。
多分何十年も前のことでしょう。
近くの小学校もおばちゃんが通って頃は、一学年に3、4クラスもあったよう。
それが今では、全学年で数十人。
それを考えれば、久留里線で久留里や木更津方面に通う学生の数も多かったのでしょう。
でも、みんな出て行ってしまうの。
働く場所がないからね。
首都圏に近いこの場所でも、若者が出て行ってしまう、人口がどんどん減っていってします。
これまでの経済成長の中では人口が増え続けていた中でも、地方はこうやって寂しくなっていたんだね。
これからの人口減社会の日本では、地方の惨状はなおさらの事か。
おばちゃんから、平山の栄枯盛衰を聴きながらいただく焼きそば。
焼きそばは汽車が来ない駅前でも、凄く相性が良い食べ物だ。
みんなのソウルフードだから。
駅の、地域の歴史を物語るのにはぴったりの食べ物。
これから、お盆にはいると、みんな帰ってきて焼きそば食べに来るの。
忙しいの。
お盆の時の賑わいと日常の差が地方の現状。
焼きそばと呑みもののみのメニュー。
焼きそばは550円(女性用450円~)で100円単位で量が増えていくらしい。
1000円以上のものまで。
それにトッピングとして、ソーセージか肉をつけてさらに100円とか130円のしくみ。
量があるから、最初のお客さんはまず、550円から試してみて。
これでも十分な量。
こんな焼きそば屋さんが待っている平山出身のひとがうらやましい。
でも、あと2,3年ね。
店を続けるのも。
身体がきついらしい。
昔は夜もやっていたようだが、今は10時から13時30分の昼のみ。
跡を継ぐ人もいないようで、もう少しで平山をささえたソウルフードの店が無くなってしまうのは非常に寂しい。
夏の昼下がりのローカル線の駅前で、蝉の声をバックに焼きそば550円コースを食す。
井上陽水の少年時代がフラッシュバックしてくる。
ちょっとぶらり散歩にお薦めの場所です。
でも汽車で行くなら、時刻表をよくチェックしてみてね。
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