地名で訪れた街のストーリーを知るのが愉しいよね 東金市酒蔵
2017.09.16 (土)
東金からは八街に向かって車を走らせていると、
さかぐら? !
この辺りに昔酒造会社でもあったのか。
長閑な里山の風景が広がる中に、酒屋さんのようなものは見当たらない。
でも、この響きと今では数少ないバスの待合小屋。
思わず車を停めてしまう。
小屋は随分くたびれてしまっている。
でも、何十年か前はここに人が集まり、バスを待つ間に会話がなされていたのだろうか。
通学なのか、街に出て買い物に行くのか映画を見るのか。
まだ、車の所有台数が少なかった頃には見かけられたシーンだったのだろう。
自分の子どもの頃の様に。
車社会の今では昔の頃に比べ、近隣の人とも中々コミュニケーションのとれる機会が減っていると思う。
公共交通の良い処はコミュニケーションがより図れるところ。
この小屋でバスを待つ間に交わされた会話は遠い昔のこと。
ちなみにこの酒蔵の地名は
●酒蔵しゅぞう
江戸期は酒蔵村。伝承によれば上総介平広常滅亡後、その家臣数名が土着し村を起こしたという。地名は「さけ(割け)・くら(崖)」の転訛で谷によって割かれた崖地という意味
地名一つ一つにも歴史がある。
それを知るのも旅の面白み。
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