やっぱりぶらりと街歩きが良い! 朝日新聞 天声人語5月4日版を読んで感じた事
5月4日の朝日新聞 天声人語
松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」にならい、東北を歩いて回る文学者たちがかつていた。でもせっかく便利な汽車があるのだから、何カ月もかけずとも1週間で回ってみよう。所々で見物をしながら。俳人の高浜虚子はそう考え、上野駅を発った▼車窓から外を見ているうちに汽車に乗っていることを忘れ、「恰(あたか)も活動写真のように目の前に展開されて行く此(こ)の奥の細道を厭(あ)かず眺めた」。絵巻物のような風景を座ったまま楽しめるのは「文明的の安逸旅行」だと書いた。100年ほど前の楽しげな一文である▼こちらは現代の安逸旅行か。JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島(しきしま)」が初めて鉄路を走った。東北や北海道を3泊4日で回って1人最高95万円というから、ため息が出る。車内ではどんなもてなしがあるのだろう▼豪華でなくとも、旅の楽しみ方はいろいろある。その土地ならではの弁当やお酒に出会う。地方の新聞を手に取れば、地元気分が高まる▼エッセイストの酒井順子さんは「東海道中膝栗毛」の気分で、東京から京都までローカル線や船などを使って、3日かけて旅している。速さを捨てたことで「私の中の時間と空間の軸を溶かす効果が、あったようです」と『女流阿房(あほう)列車』で書いた。現代では贅沢(ぜいたく)品となった「ゆっくり」を存分に堪能したと▼大型連休の半ば、きょうからまだ4日間休みがある方も多いだろう。遠出をしてもしなくても、贅沢で落ち着いた時間を過ごす。日常からの旅である。
鉄道好きとしては「四季島」に凄く惹かれるし、乗ってみたいと思うけど、なにせ金額がね。
それと特別感がちょっと違うような気がして。
移動を手段ではなく目的であるのは良いけど、観光するのは貸し切りだったり、レッドカーペットが引かれたり、国賓が来たのって感じですね。
やっかみが沢山込められていますけど。
だけどね、旅をするのはやはり地元の人と話すなり、触れ合うなりなんですよ。
特別感でなく地元の人が良くいくお店とかで食事する。
何気ない普通の商店街をあるき、通勤通学風景を見るのも良いですね。
もちろん地酒を呑みながらね。
私の場合は。
地方紙を読むのも、テレビのその街ならではのCM見るのも。
今、どこに行っても同じチェ—ン店が幅を利かせているけど、そんな中でもその街ならではの処を見つけるのも旅。
のんびりと、ゆったりと、自分の目で、感覚で楽しんでみようよ!!
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