こんな心遣いがうれしいニュー新橋ビル地下街の店
ニュー新橋ビルの地下にある瑞藻。
ランチはこの店でカレーを頂きました。
メニューはカレーのみなんです。他にビールとゆで卵があるくらい。
夜はスナックになると思われる、店構えと押しついた雰囲気に惹かれて入ってみました。
150円で大盛りに出来るので、もちろんオーダーです。
カウンターにはほかにお客がもう一人。
ご飯とカレーを混ぜ合わすスプーンの音だけの空間。
バックにjazzが流れていましたが、良い大人の空間です。
カレーで大盛りを頼むといつも、ご飯とルーとのバランスに悩ませられます。
最期は福神漬けやラッキョウ。
今回もそうでした。
少ないルーでなんとか残りのご飯を食べようとしていた時に、カウンター内にいるマスターから「ルーたしましょうか？」の一言。
カレーを外で食べてこんなこと言われたの初めてです。
まさか有料じゃないだろうな、なんて心配しながらも「ありがとうございます」の条件反射。
鍋で温めなおし、白いご飯ばかりの皿にルーをよそっててくれます。
この時の感動、うれしさ溢れてきましたね。
店の雰囲気で惹かれて入りました。
他に行列をつくるような、カレー屋さん、ナポリタン、牛かつ屋さんなどがあり色々悩み、彷徨いました。
が、店内にはマスターと客一人、昼には似つかわしくない空間が、行列店に勝り惹かれるように入店。
価格も540円(普通盛）にも惹かれましたが。
店の雰囲気は、ルーの追加サービスしてくれるような、気遣いがなどから作り出されていたんでしょう。
それと、カウンターのみの客席。
マスターと客との言葉を交わさずとも、互いの行動による会話。
大型店舗やチェーン店には無い空間です。
ごちそうさまの後の足取りが軽く感じた新橋の午後の始まりでした。
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