日常を旅してみよう

女優の赤城春江さんが亡くなられましたね。

赤城さんと言えば私にとって、「おしん」であり少々の「渡る世間は鬼ばかり」のイメージがありそして圧倒的に結ばれるのが「金八先生」君塚校長先生ですね。

どんな困難な事が起きても、あの柔らかな口調で動揺している雰囲気を和らげてくれる。

金八先生はよく、教頭先生から睨まれ、パンダじゃないカンカンこと乾先生からは色々と嫌味を言われてましたよね。

そんな時に仲介に入ってくれたのが君塚校長先生。

2作目の金八先生を振り返るシーンでは必ず出てる、腐ったミカンの方程式の回での振る舞い。
教え子が逮捕されるかもしれないシーンでの、興奮状態であるかもしれない中での落ち着いた語り。
凄く印象に残っています。

金八先生こと武田鉄矢さんが赤城さんの想い出を語っていました。
その中で今の心境を表すと「懐」の漢字を使って表現してましたよ。

さすが国語の先生（金八先生の）ですし、武田鉄矢としても漢字には造詣が深い！

この「懐」なつかしいですが、

漢和漢字語現時点の説明です。

衣服の中にある目（心）から涙を流している。
心の奥底から悲しみそして色々な出来事を思い返す。
ただ悲しむだけでなく想い出に浸ってみる。

そんな感じでしょうか。

見事に今の心境を感じ一文字で表す金八先生の凄さと共に、君塚校長先生の存在の重さを感じずにはいられません。

人それぞれに、これまで出逢った人との想い出があるでしょう。
それに伴いあの頃流行った曲、ファッション等々そしてあの場所。

通った学校、回覧板を持って行ったお隣さん、たまの瓶コーラが愉しみだった駄菓子屋、テニスラケットのガットを張替てもらったスポーツショップ。

いまはどうなっているんだろう。
あのお隣さんまだいるのかな。

そんな思いで訪ねてみませんか。

想い出の場所に人に「懐かしむ」を感じながら。

※アイキャッチの画像は桜2中の舞台になった学校です。いまはもっと大人になり東京未来大学になっております。