那須高原に行ったら那須町黒田原駅周辺も訪ねてほしい魅力的な街 東北本線黒田原駅
那須町にある黒田原駅を堪能し、駅前ぶらり散歩と今回はと地元に住む友達の車でぶらりドライブを愉しむ。
那須町の中心地なので駅前にはスーパーマーケットがある。
スーパーと略すよりは、ちゃんとスーパーマーケットと言いたくなる風情。
地元に根強い何十年。
昔は支店も数店舗もあったらしいが、今となっては駅前にあるこの店だけらしい。
実に渋い。
何もなければここで缶ビールと焼き鳥を購入して一杯やりたくなる。
駅前はここで一旦休止し、車で向かうは芦野宿。
奥州街道の宿場町として栄えたらしい。
今でもその面影があり、ちょっとした商店が立ち並ぶ。
鰻屋やおしゃれな魚屋さん。
中は食事も出来るし、雑貨なんかも売っている。
地方の食料品店がどんどんなくなる中、趣向を凝らして魚屋でありながらコーヒーも飲める。
地元の人が集まりやす環境である。
そしてこの芦野は芭蕉が立ち寄った場所のようで、一句詠んでみる。
こんなに観るべきスポットがあるのに、お盆にも関わらず観光客らしき人は全く見かけず。
ニュースでは高速道路の長い長い渋滞情報が流れているのに。
いろんな処に行ってみようよ、観てみようよ。
蜩と蝉の鳴き声を浴びて清々しい気分で駅前に戻る。
呑み鉄ぶらり散歩のはじまり。
友達の家がやっている居酒屋大八。
生が美味い。
ここは普段着のと言うより、風呂に入ってさっぱりした後、甚平等を着て一杯やるのが合う店だ。
ゆったりと、落ち着いて呑める。
昔はねこの近所にも何件か居酒屋があって、夕方になると結構な人通りがあったのよ。
友達の母親から聞く昔の街の様子に思いを馳せる。
店も人もどこに行ってしまったのだろう。
お隣の居酒屋だった建物には蔦が絡まっている。
2軒目に行ったのは、驚きの焼き鳥屋。
都市部の裏通りにありそうな店が、黒田原駅から数百メートルの処にポツンとたっている。
カウンターに5人も座ればいっぱいになるような、こじんまりとした焼き鳥屋さん。
焼き鳥とちょっとした一品料理。
この店ではやはり酒が似合う。
純米吟醸だとか山廃とかのジャンルは関係ない。
兎に角酒と頼んで、コップに常温の酒が注がれる。
それをこぼさぬよう、コップに顔を近づける。
そんな呑み方が似合う店。
しばし地元の方々と談笑。
黒田原で飲んだ後は、福島県の白河(2軒、3軒)に行ったもんだよと。
その街の夜の文化を聴けるのも愉しい。
それこそ、ネットにも出ていない地域情報。
そんな話を聴きに、もっと色々なところに呑み鉄を、ぶらり散歩をしたい。
そんな気持ちがより強くなった。
そして電車の待ち時間10分しかないところで伺ったのが、本屋さん。
ビールが呑める本屋。
那須町黒田原駅前で、下北沢のような店に出会えるとは。
本屋が特に、個人店の本屋が少なくなる中、昼間1人しか下車しない駅前で出遭える。
街には本屋と呑み屋は必要だ。
持論ではあるが。
黒田原は是非訪れてほしい街である。
この街に住む友達がいたからこそ、ここまでの体験ができたのだけど。
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