廃止路線のホームがまだ現存されている駅 長野県上田市 上田電鉄下之郷駅
上田電鉄の本社があり、この駅で終着になる電車もある駅、下之郷駅。
本社があるけど、駅自体はホームの上に待合室のような感じで駅舎がある。
ここで降り立った理由は、この駅が終着のだから。
別所温泉駅に行こうと思い電車に乗ったけど、下之郷駅行きだったから。
その後はさらに30分程待たなければならない。
でも、私にとってはこれってラッキー位に感じる。
だって下之郷駅で半ば強制的に降り立たなければならないから。
そうでも無ければどこでぶらり散歩しようか迷うところ。
電車を待つ時間が長いと嘆くのではなく、色んな街を観られると思えばよい。
上田市下之郷駅は生島足島神社の最寄り駅。
その神社の存在は知らなかったけど、行ってみて立派なお社であり調べてみると創建年代は不明とのこと。
延喜式には記載されているというんだから、相当の歴史がある。
神代の時代からこの地にあったという事なんだ。
けど私にとって凄いと思ったのは、廃止になった駅のホームが残されていたこと。
上田丸子電鉄って文字が駅舎に書かれている。
この駅を基点に丸子まで通じていた西丸子線の跡。
昭和38年に廃止されてすでに50年以上の月日が経つ。
なのにまだ駅舎とホームが健在なんて驚きだ。
これを観られただけでこの駅に来て良かったと思う。
この下之郷駅停まりで良かった。
繊維業で賑わった丸子町へ通じていた鉄道を思い浮かべてそう感じた。
ちなみに途中駅も残っているようだ。
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