日常を旅してみよう

ここでしか出来ないから、高くてもお金を払う。

この場所だから、この時、タイミングだから出しても良いかと思える。
と言うか、体験したい、経験することに意味がある。

富岡製糸場を家族と訪れ、その後はと考えた時にやはり子どもの喜ぶところに連れて行ってあげたい。
いつもの様に、街歩きして呑んで話してだけだとやはりこの親としては胸が痛むんです。
私でも。

なので、普通に休日に家族を連れていく事もしなければと、製糸場の近くにある群馬サファリパークへと向かったのでした。
こんな休日のパパをするのも久しぶり。
ディズニーランドにも母親とだけで出かけていく、普通が休日パパが出来ないんです。
でも、一緒に出掛けた時くらいはやらないと決意し、サファリパークです。

はっきり言って面白いですね。
動物園と逆の発想。
人間がオリの中にいて動物が自由に動き回っているのを見学する。

10年位前に、那須サファリパークに行ったきりだったので、自分も愉しめました。

何が良かったかって、動物にエサをあげられること。
羊、ヤギ、ウサギに人参や草？をあげられるんです。
それともっと興奮したのがライオンや虎にもエサを与えられるんですよ。
500円払って生肉を５キレ購入するんですがね。

最初はえ～って感じでしたよ。
だって高級カルビでも無い、タン塩特上でも無いんですよ。
それなら安いと思うが、普通のスーパーで売っているような感じですよ。
それが500円て聞いた時はちょっと躊躇したけど。

ちなみに人参は紙コップに５本くらい入ったものや、草もひとつかみ。
エサ本体の価格は何十円とか、もしくはそれ以下でしょう。

でもね、ライオンや虎が肉を捕る感触を得られ、口の中まで見られちゃう。
こんな経験中々出来ないからね。
子どもに経験させてあげようって言いながら、ほんとは自分が愉しんでいた。

物、モノ、そのものを買うのではなく体験、経験を買う。
思い出に、想い出に何年たっても忘れられない体験、経験を得るために。
旅ってこれだよね。