乗り鉄(鉄道を愉しむ)ツアー
鉄道旅を愉しんでいただくツアーを行っています。
私が初めて鉄道独り旅をしたのが小学校4年生の時です。
もう、40年ほど前の事になりますね。
小学生でいろいろな処にお小遣いを貯めては出かけて行きました。
出掛けてはせっせと入場券を買い求めコレクションとして何百枚ももってましたね。
記念入場券も親や親せき、近所の方が旅行や出張に出かけると買って来てくれ、その際に使った特急券や乗車券も持ってましたね。
行った事の無い駅名や寝台特急(ブルートレイン)に思いを馳せ、空想で旅をしました。
30年前あたりはブルートレインが大人気でした。
今では新幹線でも7時間もあれば東京駅から鹿児島(鹿児島中央駅)まで行けちゃいます。
でも、ブルートレインのはやぶさ(鹿児島本線経由)や富士(日豊線経由)なんて、1日(20時間~24時間)近くかけて走っていたんですから。
乗りたくて乗りたくてしょうがなかった。
でも九州方面に親戚もいないし行く用事も無い。
やっと乗れたのが、寝台特急「北星」です。
上野駅から盛岡駅まで8時間近くの夜行の旅。
嬉しくて嬉しくて今でもその記憶は鮮明です。
客車が動き出す音(連結器の)、駅に着く前のチャイム音、早朝の盛岡駅。
新幹線で3時間で着いてします盛岡にも一晩かけて列車が走っていたんです。
中学に入ると神戸ポートピア博覧会に行くため、友達と大阪まで寝台急行「銀河」に乗ったり。
その後、自分でアルバイトや就職して収入を得られるようになったら、区間が短くなったけどあこがれの「はやぶさ」や札幌まで「北斗星」に乗ったり。
また、空想で旅するのが好きでした。
時刻表がボロボロになるほど読んでましたね。
え、時刻表が読み物と驚けれるでしょうけど、自分にとっては読み物でした。
この駅に行くには何に乗るのか、乗り換えるのか、どこの駅にはどんな駅弁が売っているのか、
○○線のラッシュ時間帯には何本の電車が、何処行で走っているのか。
この駅からは何処に行くバスが走っているのか。
ホテルは何があるのか。
などなど隅から隅まで読み込んでましたよ。
だから社会だけは得意でしたね。
大きなダイヤ改正になる前は、時刻表が売り出されるのが愉しみでしょうがなかった。
そして西村京太郎トラベルミステリーが大好きな小学生。
小学生なのに。
昔はダイヤが結構複雑だったので、鉄道を使った色々なトリックに魅了されました。
実際に乗るだけでなく、頭の中で旅するのも大好きな少年時代。
だからか、鉄道そのものも好きだけど駅そして駅を中心とした街にも興味が沸いてきます。
県名はもちろんの事、市町村はそれらの付随するもの。
例えば、名産物、高校名、地方百貨店などなど色んな知識も身について、初めて逢う方でも地元の話でコミュニケーションとれました。
大学の頃せっせと行っていた合コンも、この知識を駆使してましたね。
鉄道と街に興味があるので、兎に角、色々な駅に降り立ちます。
乗り継ぎや、待ち合わせ時間(各停列車が特急などに抜かれる)には駅を途中下車して駅を駅の周辺を観るのが好きでした。
どんな駅舎だろう、街並みはどんな感じなのだろうとか。
今のぶらり散歩の原型は、小学生、中学生の頃から出来上がっていたんですね。
で、いまでは乗り鉄から呑み鉄になり酒の肴の旨い店がありそうな駅に降り立つようになりました。
鉄道そして街、呑み!を愉しめる旅(ツアー)を行います。
ツアーでも良いですし、個人的にこんな鉄道の旅をしたいなんて要望もお待ちしております。