日常を旅してみよう

銀座、日本橋のよそ行きな街、新宿や渋谷、池袋のようなターミナルな街とも一線を画すが、一大ショッピングタウンであり、住みたい街にNo１にもあがる人気のスポット。
中央線も井の頭線でも行ける吉祥寺。

そして自転車でも気軽に行ける。

都会であり地元感も強い言わば「地も都」と言う感じであろうか。

雑貨店が多くぶらりと店巡りをして、何に使うのだろうなんて用途不明の雑貨を手に取って歩くのも愉しい。
そんな休日の昼間から呑める店も結構あり、ランチに軽くビールどころか焼酎や日本酒を呑んでも罪悪感もないような店で昼酒をいただく。

人気の店だと10分程並ぶ必要もあるような処もある。

そこの店の何が良いかって、時代を感じる店構えだったり大衆的な食べ物そしてこれまで多くの人に愛されてきたオーラを十二分に感じられる所だった。

今では観光客で多くの人が訪れるけど、昔は親父がスポーツ新聞片手に焼き鳥と焼酎やコップ酒の人も多く、あまり周りを気にしないような感じも良かった。

大衆酒場的だから料金もお安めで安心して呑めるし。
もちろん摘みも美味しいですよ。
めちゃ旨い！と言う感じではなかったが、味と店との雰囲気がマッチしていてそれが良かったんです。

それがですね店を新しくして小奇麗になると、あれなんか違うな、ここわざわざ来たい店だったかななんて思ってしまうのです。

そして味もね以前との違いなのか店の雰囲気とマッチしていないからなのか、違和感を感じましたね。

特にもつ煮を頼んだ時は出汁が全く効いていなく、醬油の味しかしなかったんですよ。
自分で作った方が旨いというか、出汁のないもつ煮って何なの！

人気メニューで無くなってしまい急遽追加で作ったにしろですよ。

人気があり観光客もわっと押し寄せるような場所って店って、大勢のお客さんを相手にしなければならないし味の確認なんかしていられないのかもしれない。
でもこれが地元のお客さん相手ならどうでしょかね。
すぐにそっぽ向かれてしまいますよね。

今回わざわざ並んでまで食べましたが次回は違う店にしよう。
裏通りの街中華なんてよさげだったしな。

駅から離れていて、人通りも少なく店が古いところ。
それでも長い間商売が成り立っているのが、色んな意味でのなりよりの証拠。
特別な処でなく地元の人がちょっと腹が減ったからと行くような処。

日常旅、日常飯がこれからの旅の愉しみかたですね。